吉野山の柿の葉寿司といえば、老舗のやっこさん おすすめです。
金峯山寺蔵王堂の門前にあるお店です。
「柿の葉寿司 やっこ」は、明治45年創業で、4代続く柿の葉寿司の名店。
厳選した食材と独自の製法を守り通してきた「やっこ」の柿の葉寿司は古くから、観光客だけでなく、地元の方たちにも愛されてきた味です。
お寿司が出来るひとつひとつの過程に細部までこだわり、程よく味がなじんだ頃合いのものを、最高のタイミングで提供。お土産として購入していく人も多く、こちらも貰う人の手元に来る頃に一番美味しいタイミングになるよう配慮して届けてくれるんだとか。
中千本の桜を味わいながら柿の葉寿司を味わうのもいいですが、桜の季節には、桜の中で食べるのもおすすめです。
やっこの柿の葉寿司と吉野山の桜
やっこさんの柿の葉寿司は安定の美味しさです。
やっこさんの紹介を桜と共にお伝えします。
桜はまだ早いかと思って出かけたのですが、例年にな枝垂桜だけでなく、咲いている山桜もちらほらありました。
蔵王堂のすく近ぐにあります
やっこの名前の由来は?
店名の「やっこ」は、千年の歴史をもつ金峯山寺の伝統法会「花供会式(はなくえしき)」の大名行列の先頭を務める奴(やっこ)にちなんで名付けられたそうです。
奴をモチーフにしてる「やっこ」さんの、パッケージを改めて見ると、なかなかかわいいです
吉野山の花供会式(はなくえしき)って
花供会式は、毎年、桜が満開となる4月10日~12日に開催されます。
吉野山でご神木として崇められる桜を世界遺産金峯山寺の蔵王堂にお供えする千年の歴史をもつ由緒ある伝統行事。春の吉野山が最も賑わう行事です。
毎年4月11・12日 両日とも午前10時より十万石の格式を持つ奴行列を先頭 に、 一山僧侶、稚児、山伏、信徒らが行列を整えて竹林院から蔵王堂まで練り歩きます。そして法要を終えたの ち蔵王堂境内において採灯大護摩供を勤修し、「千本づき」でつかれた餅がまかれて終わります。
なかなか見ごたえのある行事ですので、機会があれば是非。
例年、桜の見頃に当たるのですが、2021年は、桜が終わり掛けになってしまいそうです。
やっこの基本情報
金峯山寺蔵王堂の門前にある、柿の葉寿司の老舗「柿の葉寿司 やっこ」。江戸時代の茶屋を改装した店舗の窓からは、桜色に染まる山々が見渡せます。
建物は、江戸時代に金峯山寺の蔵王堂へ訪れる人々の待合所として使われていた場所を一部改装しているそうです。
住所 | 吉野郡吉野町吉野山543 |
電話番号 | 0746-32-3117 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜(4月・11月は無休) |
席数 | 62席 |
駐車場 | 1台 |
最寄り駅 | ロープウェイ吉野山駅から徒歩11分ほど 近鉄吉野駅から七曲りを歩いて40分強 |
やっこの店内メニュー
「桜めんセット 葛餅付」など、春限定のメニューもあります。
麺からほのかにさくらの香りが漂う「桜めん」は、奈良の名産・吉野葛をねりこんだ三輪そうめん。
吉野葛を使った「番茶葛湯」をはじめ、甘味もあるので、ちょっとした休憩にも利用できます。
やっこ 柿の葉寿司セット(通年メニュー)
寿司セット1,450円
ざるそばセット1,450円
ざるうどんセット1,450円
ミニうどんセット1,450円 柿の葉寿司といなり寿司にミニうどん
柿の葉寿司(吸物付)1,200円 柿の葉寿司をたっぷり
やっこ 柿の葉寿司セット(春限定メニュー)
彩り御膳 1,650円 彩り鮮やかなお重と特製桜めんの贅沢なセット。
桜めんセット 葛餅付 1,450円
肉うどんセット葛餅付 1,650円
柿の葉寿司
「柿の葉寿司」は鯖、鮭などの魚の切身を酢飯にのせて柿の葉で包んだ押し寿司で奈良県吉野地方の郷土料理です。いまや、奈良の名物です。
「柿の葉寿司」は奈良県だけではなく、和歌山県橋本市周辺でも広く食べられています。
柿の葉寿司は、近海でとれたサバを吉野の山奥まで運ぶため、塩で締め、防腐・殺菌効果のある柿の葉で包んだのが始まりと言われています。
鯖や鮭を酢で〆た一般的なものとは違い
本場、吉野の柿の葉寿司は、塩漬けの鯖や鮭を使います。
子供のころは、夏祭りや秋祭りにそなえて、どの家庭でも柿の葉寿司を作っていました。
やっこの柿の葉寿司を食べるなら
店舗の窓からは、桜色に染まる山々が見渡せます。やっこさんのすぐそば、蔵王堂周辺はなかなか食べる場所がありません。が、中千本と上千本でおすすめの場所をご紹介します。
ちなみに、金峯山寺蔵王堂(本堂)は木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ規模を誇ります。莊嚴な雰囲気が漂う入母屋造りという建築様式で、国宝にも指定されています。平安時代以降に焼失と再建を繰り返し、現在の建物は安土桃山時代に完成したものだそうです。
五郎平茶屋
まず、一点目は、中千本の五郎平茶屋、ベンチもありますが、シートを広げてもいい場所です。
花矢倉周辺
上千本では、水分神社の近く花矢倉から、宮滝方面への下り道のあたりが見晴らしもよく、お天気なら外ランチスポットとしてはおすすめです。
ポスターなどで見る景色が目の前に広がります。
吉野山の桜
桜本坊の夢見の桜
壬申の乱の前年の671年(天智天皇10年)大海人皇子(後の天武天皇)は、日雄(ひのお)離宮に滞在していた冬のある日、桜花爛漫の夢を見、翌朝起きてみると吉野山でこの桜1本だけが咲いており、これは吉兆と占い、その後壬申の乱に勝利した天武天皇が、この桜木の下に寺を建てられたのが桜本坊です。
竹林院群芳園
聖徳太子の創建と伝わる寺院で、格調高い宿坊としても有名。
護摩堂に安置されている聖徳太子坐像は南北朝時代の作。
庭園の群芳園は豊臣秀吉(豊太閤)が吉野山の桜の花見に際して、千利休が作庭し、一説には細川幽斎が改修したいわれ、 大和三庭園のひとつにもなっています。
やっこのまとめ
やっこは柿の葉寿司の老舗で一番古くからあるお店です。
景色のいいお店で食べるのもいいですが、お天気のいい時は、桜の下や桜を見ながら食べる柿の葉寿司は格別です。
柿の葉寿司が好きな方は、是非 本場の吉野で食べてみてください。
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