奈良のお土産といえば奈良漬は定番です。
奈良漬は、材料を塩漬けにしてから酒粕に漬け込んだお漬物です。ふんわり香るお酒の匂いと、カリカリシャキシャキ食感、口の中に広がる旨みと甘さがたまらないです。
酒粕に漬け込むので、酒蔵でもオリジナルの奈良漬けを販売していたりします。
あまり、知られていませんが、酒蔵などで販売している奈良漬け用熟成酒粕があれば、自宅で奈良漬けを作ることもできるんです。
奈良漬けをお土産にする場合、いろんな奈良漬け屋さんがあるのでどれにするか悩みますね。
今回はおすすめの奈良漬けをご紹介します。
総本家きくやさんのきざみ奈良漬です。 250g 650円(税抜き)
総本家きくやさんのきざみタイプは簡単なお土産に使いますが、喜ばれます。
総本家きくやさんの奈良漬は、なんと、徳川家康にも献上したことがあるという歴史がある老舗中の老舗、
総本家きくやは江戸時代の初期に創業ですが、奈良時代から受け継がれている酒粕漬の手法を伝統的に採用しています。
総本家きくやのきざみ奈良漬
江戸時代初期創業の「総本家きくや」。慶長15年(1610)、興福寺滞在中の徳川家康に奈良漬を献上したというエピソードを持つ老舗です。
塩漬けした野菜を、2カ月おきに何度も新しい酒粕に漬け変えることで塩分と水分を抜く手法は、奈良時代から受け継がれてきた伝統の技だそうです。
総本家きくやさんのきざみ奈良漬には
瓜・胡瓜・生姜の刻んだものが入っているので、3種類の奈良漬けが楽しめます。特に生姜好きの私には、生姜があたった時には、何かいいことがありそうでうれしいです^^
総本家きくやさんのきざみ奈良漬のうれしいのが、袋に入って、ミニタッパーに入っていることです。
食べる分だけ、器に移して残りはそのまま保存できます。
私個人の感想ですがあまり酒臭くなく非常に食べやすい、まろやかな味です。それでいてシャキッとした歯触りは、美味しさをさらに引き立てる感じです。
きざみ奈良漬けのアレンジメニュー
奈良漬けは周りの酒粕を取り除いて食べますが、こちらのきざみはそのまま酒粕と一緒にいただきます。
そのままでも美味しいですが、キュウリなどを塩もみした野菜を入れたり、クリームチーズと絡めても美味しいです。ご飯のお供はもちろん、お酒のあてにもおすすめです。
冷ややっこに添えても美味しいです。
奈良の郷土食、茶粥にもとってもいい感じです。
総本家きくや奈良漬
総本家きくやさんでは、瓜・胡瓜・生姜の他に、守口大根・西瓜もあります。
国産の野菜を、酒粕・砂糖・食塩で漬け込んでいます。
また、江戸時代から栄えた老舖きくやさんは、奈良のあられ酒も以前は製造販売していたようです。
あられ酒の起源は慶長時代(一六一〇年ごろ)の師走半ば、漢方医絲屋宗仙という人が春日大社へ参詣の帰路、猿沢池の水面に俄(にわか)に降ってきた霰(あられ)がポツポツと落ちて沈んで行く様子を見て、この面白さを風流人であった彼は、医師の立場からも、百薬の長である酒に、この風情を生かせないものかと工夫したのが始まりであるという説が伝えられえています。
今は春鹿の今西清兵衛商店が伝統を守り、「南都あられ酒」を今に伝えています。
総本家きくやの基本情報
住所 | 奈良市藤原町29番地 |
電話番号 | 0742-61-3300 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 日曜日 |
最寄り駅 | 帯解駅から1,538m |
販売店
きくやさんの奈良漬を購入する場合は、藤原町の事務所に行っても購入できるようです。
奈良なら、近鉄奈良駅近くの奈良県の工芸品・食品・物産品が揃うきてみてならSHOPや奈良ホテル近くのなら和み館などでも購入できるようです。
橿原周辺なら、THE KASIHARAのショップやよってって、まほろばキッチン、道の駅かつらぎなどでも購入できます。
お店によって置いている商品も変わってきますので、きくやさんに問い合わせてみてください。こちらから、送っていただけることもあるようです。
奈良漬の老舗
きくやさんの奈良漬をご紹介してきましたが、もちろん、他にも奈良漬け屋さんもおすすめです。観光スポットや駅に近い便利なお店もご紹介しておきます。
奈良漬けの歴史は古く、室町時代にはじまった清酒造りの途中、その酒粕に野菜を漬け込んだものが現在の奈良漬けのはじまりとされています。
きくやさんでは、瓜・きゅうり・しょうが・すいか・守口大根などが定番ですが、
なす・メロン・柿などを作っているところもあります。
どんな酒粕を使うのか、みりん粕や砂糖などの甘みを加えるのか、どんな胡瓜や瓜など何を漬けるのか、どのくらいの期間漬けるのか、何度漬け変えるのかなどで、お店の味わいの個性がでています。
きざみもそれぞれのお店で変わってきますので、食べ比べても面白いですね。
近鉄奈良駅周辺
奈良では知らない人はいないほど有名な奈良漬店の山崎屋さんの本店は、近鉄奈良駅あがったすぐの東向商店街の中にあります。ちょっぴり甘口タイプの奈良漬け。直営店の他、近鉄百貨店3店舗、イオン高の原にもお店はあります。奈良漬をアレンジした、奈良漬サブレの他にも奈良漬アイスや奈良のかすていらなども人気です。
一般の奈良漬に比べ色が黒い、こだわりの今西本店さんの奈良漬け。“純正”奈良漬の老舗今西本店は三条通りにあります。
東大寺周辺
東大寺の参道、金剛力士像で有名な東大寺の南大門の手前にある、創業1869年の老舗の森奈良漬店さん。酒粕だけで漬けた甘みのない奈良漬。定番のきゅうりやスイカ意外にも季節によってセロリやひょうたん、すももなど“珍味”系が楽しめます。パッケージもかわいいです。
JR奈良駅周辺
JR奈良駅から徒歩3分ほど、三条通り沿いにあり西出奈良漬本舗。100年以上親しまれてきた老舗の奈良漬店
浅漬けともいえる「1年熟成の奈良漬」。通常なら2年3年かかる奈良漬を1年と期間を短く漬けた珍しい一品です。浅く漬けてあるだけに、素材の風味や味がより楽しめるんです。奈良漬が苦手な方にもおすすめです。
薬師寺周辺
西ノ京駅から徒歩5分。本家寿吉屋は、薬師寺の南大門を出てすぐのところにある奈良漬専門店、本家寿吉屋(ほんけじゅきちや)
本場灘の清酒粕や本場三河の味醂粕など厳選素材をつかったこだわりの奈良漬を販売しています。直営店舗はこちらだけですが、奈良公園周辺のお土産屋さんや近鉄百貨店でも購入することができますよ。定番の材料だけでなくセロリやごぼう・梅など様々な材料を用い、食べやすさを追求しています。
ならまち周辺
春鹿の今西清兵衛商店の奈良漬は酒蔵がつくる絶品奈良漬。春鹿の純米酒や吟醸酒の酒粕だけで漬けているので、お酒のいい香りがします。おすすめは燻製の奈良漬。瓜の奈良漬を桜のチップでじっくり燻製にしたオリジナル商品。
総本家きくやの奈良漬のまとめ
総本家きくやの奈良漬は徳川家康も太鼓判の奈良漬けってちょっとびっくりです。
きざみの奈良漬けは、簡単にアレンジができるので、初心者の方や、お料理好きの方にも喜ばれる奈良漬けです。
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