春鹿

春鹿は日本酒発祥の地、奈良でも人気のお酒です。

今では多くなりましたが、30年以上前に初めて「超辛口」と名前を付けた、超辛口の元祖ともいわれる日本酒です。

春鹿を製造販売している今西清兵衛商店さんでは、かつての酒蔵の一部を利用してワンコインで5種類の日本酒の試飲ができ、人気なんです。

今西清兵衛商店さんは、ならまちにあるので、奈良町観光のルートにもおすすめです。

春鹿

2月の土・日曜日には酒蔵見学(要予約)、9月には酒蔵まつりも開催されます。

敷地内には、重要文化財の今西家書院があり、有料ですが見学もできます。

今西家書院
室町時代における初期の書院造りの遺構では、カフェや予約でランチもいただけます。

春鹿の今西清兵衛商店って

春鹿(はるしか)の蔵は明治17年創業です。

明治創業といえば、奈良では、新しい?と思われるかもしれませんが、今西家は代々春日大社の神職として仕え神に捧げる御神酒の醸造に携わってきた由緒ある家柄で、神仏分離令が発令された後、神職を辞した創業者が神官を辞し福智院で酒造業を始めたのがこの蔵の始まりです。

春鹿

今西清兵衛商店の「春鹿」は日本で一番有名で一番売れている超辛口の日本酒といわれています。
おもに辛口を中心に、軽快でまろやかな酒造りを行ない、銘柄名は春日大社の「春」と神の遣いである「鹿」から名付けられている。

米と米麹のみを原料とした、日本酒度+12の純米酒です。米本来の力強い旨みと、キレのあるのど越しが堪能できます。また、雑味の少ない軽快な飲み口で、食中酒としても最適な超辛口。さまざまな料理と一緒に楽しめますが、鶏肉や魚介類、蕎麦などが特におすすめです。

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冷酒にするとより軽やかに、燗にするとより強い旨みが引き立ち、好みの温度で楽しめるのも魅力です。

今西清兵衛商店は奈良を代表する蔵元で、かつて奈良で最高の酒と謳われた「南都諸白」の味を目指しているそうです。

南都諸白って

平安時代中期から室町時代末期にかけて、もっとも上質で高級な日本酒として名声を揺るぎなく保った、奈良(南都)の寺院で諸白でつくられた僧坊酒の総称。

白米のみを使用した酒が造られるようになったのは鎌倉時代の終わりから室町時代の初めと言われている。奈良・正暦寺で開発された「諸白づくり(もろはくづくり)」がその最初だといわれていて、奈良を指す「南都」から、「南都諸白」とも呼ばれ、もっとも高級な清酒の呼び名として長らく名声をほしいままにしていたそうです。諸白造りで造られた酒は、それまでの酒の質をはるかに上回り、徳川家康が「奈良酒をもって最上となす」といったように、全国でもてはやされていたようです。

日本酒発祥についてはこちらの記事も合わせてご覧ください

日本酒 発祥の地って奈良?大神神社や正暦寺の酒祭りはいつ?

春鹿の試飲

春鹿の今西清兵衛商店では、500円で大吟醸も入っている五種類のお得な試飲ができます。

春鹿

底に鹿が彫られてある手作りのオリジナルグラスを選び、5種類を試飲していきます。

私が試飲した時は、こんな感じです。
春鹿 試飲

一人でも大勢でも、必ず社員の方が一人付いて説明しながら、お酒を入れてくれます。同じ酒蔵でも色んなお酒の味があるんだとびっくりします。

春鹿

春鹿

春鹿

春鹿

春鹿 酒蔵まつりは

お酒好きにうれしいイベントが酒蔵まつりです。
9月には、年に一度だけ「春鹿」で知られる今西清兵衛商店の奈良町にある酒蔵の敷地が一般に開放される「春鹿 酒蔵まつり」が開催されます。

春鹿

試飲コーナーで、「酒蔵まつり」限定酒の試飲ができるほか、バーカウンターで春鹿の商品(限定酒含む)やカクテルも販売されます。

酒蔵まつり

酒蔵まつり

普段は公開していない酒造りの現場を見学できたり、子供のスペースもあります。

酒蔵まつり

酒蔵まつり

酒蔵まつり

春鹿の基本情報

春鹿 酒蔵まつりは例年 9月中旬の日曜日に開催されます。
ここ3年の日程はこんな感じでした。
2019年9月15日(日)10:00 – 16:00
2018年9月16日(日)10:00 – 16:00
2017年9月17日(日)10:00 – 16:00

住所 奈良市福智院町24-1
電話番号 0742-23-2255(平日8:15~17:15)
http://www.harushika.com/
営業時間 9:00~17:00(きき酒の受付は9:00~16:30)
定休日 お盆、年末年始、酒蔵まつり(9月)開催時等
試飲 グラス料 500円
駐車場 5台※運転をされる方は、きき酒はできません
最寄り駅 近鉄奈良駅より徒歩15分 、 JR・近鉄奈良駅から天理行バス約10分「福智院町」下車徒歩1分。

今西家書院

春鹿の蔵元・今西家が管理する重要文化財「今西家書院」は、元は興福寺坊官・福智院家の居宅。大正13年(1924)に、今西家の所有となったそうです。室町時代書院造の貴重な遺構です。
江戸初期、嘉永7(1854)年、元治元年(1864)年、明治中期、昭和と度重なる修理を経て、大切に守られ現在に至っています。
現代和室の様式に角柱・障子・襖など書院造りの要素は受け継がれています。今西家書院

見学だけでなく、喫茶もも営業されており、3日前予約で書院御膳(2500円、平日2組、土・日曜1組)も楽しめます。

今西家書院 喫茶メニュー

飲み物 DRINKS:All ¥400

珈琲・自家製梅ソーダ・グリーンティー・ジュース(りんご・ゆず・かりん)

甘味 SWEET TEMPTATIONS:All¥800

季節の和菓子とお抹茶
春鹿プレート春鹿プレート
春鹿バームセット(珈琲orお抹茶)
葛切りとそば茶

喫茶は別途入館料が必要。

今西家書院
今西家書院

今西家書院の基本情報

住所 奈良市福智院町24-3
電話番号 0742-23-2256
見学時間 午前10時30分〜午後4時(受付:午後3時30分)
定休日 月曜日・夏期・冬期イベント開催時(詳細は、お問い合わせ下さい)
入館料 一般 400円
学生・70歳以上 350円
※未就学児は無料
駐車場 なし
最寄り駅 近鉄奈良駅より徒歩15分 or JR・近鉄奈良駅から天理行バス約10分「福智院町」下車徒歩3分。

春鹿の今西清兵衛商店 今西家書院のまとめ

今西清兵衛商店・今西家書院のある「ならまち」は、近鉄奈良駅から徒歩圏内です。
江戸時代や明治時代から残る格子町屋が建ち並ぶ、素敵なエリアです。その魅力的なエリアの中でも、大人の修学旅行にふさわしいスポットが今西清兵衛商店・今西家書院です。

春鹿と名の付く日本酒もホントバリエーション豊かで、私なんかは、途中からどれがどれかわからなくなってしまいますが^^元酒蔵での試飲も今西家書院もゆゅたりとした時間ですので、是非!!

最後に、今回紹介した情報がお役に立てましたら、


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