花大和

奈良の薬膳料理の老舗 高取町の茶寮 花大和をご紹介します。

奈良の明日香の隣、高取町ではお雛様イベント「町家の雛めぐり」という街をあげてのイベントを3月中開催されています。

薬膳料理の花大和さんでは、3月の高取雛めぐりの時期は、手作りのお雛さまが飾られたお雛膳が提供されるので、女性におすすめです。

このお雛様、手作りなので、それぞれ表情が違います。私のはなかなかおすましの美男美女でした^^

花大和

こちらはちょっと、人懐っこい感じです。

花大和

薬膳料理なので、お味の方はどうなのかな?と思ってましたがどれも本当に美味しかったです。

カラダがすごく浄化された気分になりました。

花大和のお雛膳食べてきました

花大和の薬膳料理は、お元気なマダム(御年84?とか)がいろいろ説明下さり、楽しく食事ができました。

紅花を漬け込んだ食前酒に始まり、欅の薬箱に入った御膳は葛根入りごま豆腐、天ぷらはお塩の代わりに山薬の粉がまぶしてあったり。材料はすべて無添加の厳選素材で、クコの実もしっかり味がしていました。

薬膳のおかげでものすごく元気で美しいマダム。お店の方が、説明が詳しいので、BGM感覚で聞き流しながらお召し上がり下さいって^^

食前酒 紅花(ベニバナ)酒

食前酒の紅花酒は血行促進作用もあり、冷え性にも効果的だそう。
お店の方いわく、塞いだ気持ちを明るくしてくれるそうです。
花大和

お雛膳 欅の薬箪笥
食前酒に続いて出てきた欅の薬箪笥に入れられたお料理のお雛様にみんな笑顔に!!

花大和
手作りのお雛様が乗っている小さい箪笥は、昔お薬を保存するもので、頑丈なけやきの木で出来てるそうです。

引き出しには

  • 葛根入りのゴマ豆腐
  • 薬膳煮びたし
  • 黒米のごはん

他にも、

    • お作り

お刺身用のお醤油も葦根醤油(ろこんしょうゆ)というものだそです。

  • 薬草の天ぷら
  • にゅうめん

にゅう麺は、漢方薬を練り込んだオリジナルの手延べ素麺。無着色・無添加にこだわってます。

家庭画報の夏のお中元ベスト10に選ばれたそうです。

上の部分のお料理ちょっと忘れてしまってます^^;

花大和

デザート
コンポートにライチ、クコの実

花大和

黒貢米のおはぎ

花大和

今日はお天気が悪いなかということで、黒貢米のおはぎをサービスで出していただきました。

特に黒貢米は通常の黒紫米と違い、大変希少で、若返り効果もあり、身体に良いそうです。

この色「アントシアニン」が抗酸化作用があって、身体が酸化するのを防いでくれるそうです。

特に黒米の入ったご飯が美味しかったので、レジの横で販売してたのを購入して帰りました。

花大和

※しょっちゅう行けるお店ではありませんが、機会があればまた行ってみたいと思いながら、食べに行った時期は2年前になります。すみません

薬膳料理の花大和のメニュー

花大和さんの薬膳料理は、日本の薬膳料理のパイオニアとも言われる、国立富山薬科大学名誉教授の難波恒夫さんの監修により生まれた料理だそうです。

味や見た目の美しさにもこだわり、「滋養強壮」「美容」「長寿」の三つのジャンルを柱に、目で楽しみ、味で楽しむ、身体の内から美しく元気になって頂くお料理を目指し、さらには、従来持つ薬膳のイメージを払拭させ、おいしさと感動を提供できるよう心がけられています。

薬膳弁当は3500円と5000円(いずれも税別)
薬箱に入れられたお料理もテンションが上がります。

薬膳会席 6000円

他に
薬膳懐石 8000円・10000円・12000円
特別会席 25000円

私たちが頂いたのはお雛膳3500円です。

お店の様子

花大和さんは、料亭としての創業は明治37年、薬で栄えた町ならではの本格薬膳料理レストランです。

外観はモダンな洒落た造りで店内も落ち着いた雰囲気でした。このコンクリート打ちっぱなしの建物になっても40年だそうです。

大きな窓辺側に4席のテーブル席が4ヶ所と、5名掛けのカウンター席があり、個室も奥にあります。

窓から広がる池は高取城の城主であった植村氏が江戸時代に農業用水として作ったものであり、下屋敷がすぐ近くにあったので船遊びをされたと言い伝えられています。

夏は美しい新緑に染まる植林と竹林、山間部の中に開いた一万坪におよぶ池は開けた視界とともに開放感をもたらしてくれます。

春には、桜が咲いてすごく綺麗な景色を眺めながらお食事できるそうです。

そういう理由で、奈良の眺望のいいレストラン、奈良県認定「眺望のいいレストラン」12銘店に選ばれ、『2017ミシュランガイド奈良』にも掲載されているんです。

残念ながら、私たちが行った時は、池の水はほぼなくなっていました^^;

桜の季節や、新緑の季節に、また行きたいですね。

奈良の薬膳料理 高取町の花大和の基本情報

薬膳料理 花大和のある高取町は明日香のとなりに位置します。

薬と高取町の関わりは、飛鳥時代にまでさかのぼるんですって!?さすが奈良です。

シルクロードの終着点で、漢方薬が渡来した場所で、
渡来人が薬草とその効能を伝え、宮廷の行事としてこの高取で薬草の採取が行われていたようです。

なんでも、612年推古天皇が高取町で薬猟り(薬草の採取)を行ったと日本書紀に記されているそうです。

住所 高市郡高取町清水谷1064
電話番号 0744-52-2289
営業時間 11:30~14:30 17:00~20:00
日・祝;11:30~20:30
定休日 火曜日
席数 50席
個室 2室20名
駐車場 15台
最寄り駅 壺阪山駅から1,399mで徒歩20分程度
高取町の古い町並みを楽しみながら歩けます。

予約が無い夜は店を閉めていることもあるそうなので、電話で営業状況を確認、料理内容を相談することをお奨めします。

駐車場

車の苦手な私には、ちょっとお店近くの狭い道路がネックですが、交通量が少ないので大丈夫そうです。
お店は一方通行の狭い道沿いにあります。
駐車場はお店の向かい側に数台分。ちょっと停めるの怖いかな?

お店までは国道169号(中街道)から200mほど家々を縫うように細い道(昔は壺坂寺の参詣路として賑わったらしい)を入っていく必要があります。

高取町の町家の雛めぐり

町家の雛めぐりの一番の見どころは、メイン会場にある「天段のお雛さま」で、その名の通り、天高く積み上げられている様は圧巻です。
高取 雛めぐり

高取 雛めぐり

高取 雛めぐり

古い町並みを歩くといたるところにお雛さまが展示されていますが、お土産や食べ物を売る店もあるのでゆっくりと散策できます。

開催時期 2020年3月1日 ~ 2020年3月31日
住所 奈良県高市郡高取町
アクセス 郡山インターからR24号、R169号を経由して近鉄吉野線「壺阪山駅」へ。旧街道は南向きの一方通行。
近鉄壺阪山駅から徒歩すぐ

http://www.hinameguri.jp/schedule.html#tubosaka

壺阪寺

雛巡りでぜひ訪れていただきたいのが、壺阪寺です。

少し離れているので、壺阪山駅からバスがおすすめです。

本数が少ないのでご注意ください。

大雛曼荼羅壺阪寺礼堂の本尊十一面千手観世音菩薩と1500体の雛の大雛曼荼羅は圧巻でした!!

壺阪寺

薬膳料理 花大和のまとめ

薬膳料理というと、なんとなく薬っぽいイメージがあったのですが、普通に美味しかったです。

丁寧にひとつひとつのお料理に説明を受けながら、味わうお料理は絶品です。

84歳のマダムさんは内臓年齢40代、ウォーキング中の転倒にも関わらず骨折もなかったほど、骨密度がしっかりしているとか。

薬膳の効果か、みなさんお肌つやつやです。

薬膳料理の丁寧な説明もあるので、食物の効能をあらためて学べた貴重な時間、食の大切さに改めて向き合う食事でもあります。

最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、


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