奈良の郡山 本家菊屋のお城の口餅は手土産にも最適 近鉄郡山の本店で400年の歴史を

奈良の郡山 本家菊屋のお城の口餅は、私も手土産によく利用させてもらう、奈良の銘菓です。

本家菊屋さんは奈良で最も古い菓子店で、創業天正13年(1585年)400年以上続く老舗です。

豊臣秀吉公に鶯餅(うぐいすもち)と命名されたいわれのある「御城之口餅」。

今や、通販でも購入できるようになりましたが、是非、本家菊屋さんの本店でも購入してください。

店先で食べることもできます。お茶もサービスしてくれるようです^^

本店は、すごく趣のあるお店で、天井に並ぶ菓子の木型や歴史的価値のある茶釜などがあります。
本家菊屋

本家菊屋さんの本店は大和郡山市、近鉄郡山から徒歩6分ほどのところにあります。

御城之口餅や菊之寿などの定番も美味しいですが、生菓子もおすすめです。練り切り・金団(きんとん)・薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)どれも美味しいです。

本家菊屋の生菓子もおすすめ

本家菊屋といえば御城之口餅が真っ先に浮かびますが、生菓子をはじめ、ほかにもおすすめのお菓子はあります。

生菓子も上品な甘さでおいしいです。バレンタインデーも近いということで、ピンクのハートの薯蕷饅頭もありました。
本家菊屋

今回は生菓子を3つ購入しました。1品どれも380円でした。

本家菊屋

私が大好きなのは、きんとん。

きんとんはあん玉や求肥を小さな芯として、練って裏ごししたそぼろ状のあんをまぶした御菓子です。

生菓子は、季節感を大切のされているので、その都度楽しめます。今回のは、梅の花でしょうか?名前をチェックし忘れました;;
本家菊屋

奈良の近鉄郡山 本家菊屋の本店って

本家菊屋さんは、創業者の菊屋治兵衛(きくやじへい)が豊臣秀吉公の弟君 豊臣秀長公に連れられ大和の国に天正十三年(1585年)に来たのが始まりで、秀吉公をもてなすお茶会に作ったのが、御城之口餅で、これは鶯餅の原型だという説があります。

もともとあった家屋は1854年の地震で一度、倒壊しているそうですが、建て替えられた今のお店も結構な年月です。

本家菊屋さんの現在の当主 菊屋英寿(きくやえいじゅ)さんはなんと二十六代目なんだそうです。ひょっとしたら700年の歴史があるかもなんておっしゃられています。

本家菊屋

菓子型は当時のものだそうです。

本家菊屋こちらの釜は、昔は街道筋を行きかう人々にお茶を振る舞ったものでしょうか?

本家菊屋

お茶のお湯を沸かすのに用いた茶釜、今は使用してませんが、戦時中は屋根裏に隠したのだとか。

店頭の縁側?で今でも、お菓子を食べることもできます。

お茶はサービスで出していただけるようです。昔の旅人気分で店先でお饅頭を食べるのもなかなか乙ですね^^

また、本家菊屋さんの奈良公園近くの奈良三条通店ではカフェスペースがあります。

本家菊屋のおすすめ

本家菊屋はどのお菓子も素材にこだわり、職人さんが丁寧に作られてる感じが伝わる、好感の持てるものばかりです。

ここでご紹介したお菓子以外にも、一つ一つ鹿の焼き印が押された「鹿もなか」・栗饅頭やカステラ、羊羹も美味しいです。

御城之口餅(おしろのくちもち)
店祖の菊屋治兵衛が豊臣秀長の兄、秀吉をもてなすために献上し、その時に秀吉から「鴬(うぐいす)餅」の名前をもらいました。
鴬(うぐいす)色は緑のイメージですが、実はきな粉の色だそうです。
これが、鶯餅のもとだとか。
天下人が徳川家康になって、今の御城之口餅になったそうです。御城之大門を出て、町人街の1件目にあり、お城の入口で売っているお餅という意味です。

一口サイズで柔らかく、上品な甘さが人気です。
一番忙しい時期は年末年始の三日間で、連日作り続けても夜中までフル稼動するくらい注文が多いそうです。

金魚すくい(500円税込)
錦玉羹を使ったお菓子。
琥珀糖のほうがなじみがある方が多いかもしれません。かわいいだけじゃなく本当においしいです。
お土産やプレゼントに喜ばれること間違いないです。
本家菊屋

本家菊屋

菊之寿(5個入1500円税込)
高級白小豆に練乳を練り込み洋風生地で焼き上げた、50年以上愛され続けているロングセラー商品。

コーヒーにも合います。

ギフト用の箱は、正倉院宝物の模様がモチーフ。

つみ小菊(20個入り 2000円)

葛と和三盆を使用した落雁。5種類の色の味は全て同じです。

豆落雁「南都七大寺」1500円

「南都七大寺」は奈良時代、平城京やその周辺に存在し、朝廷の保護を受けた七つのお寺のことです。
一般的には、東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、西大寺、薬師寺、法隆寺を指しますが、
法隆寺の代わりに唐招提寺を入れる説もあるそうです。

本家菊屋さんでは、唐招提寺も入れた八つの寺の古瓦を豆落雁のデザインに。

噛み砕いてしまうのが勿体ない仕上がりですが、青大豆粉の香ばしい風味が口の中に広がります。
旅の思い出に浸りながらいただくのにぴったりなお菓子です。

本家菊屋の基本情報

住所 大和郡山市柳1丁目11番地
電話番号 0743-52-0035
営業時間 8:00~19:30
定休日 元旦のみ
駐車場 4台
最寄り駅 近鉄郡山駅から徒歩5分 大和郡山市役所前

お城の口餅も企業努力で、冷凍保存ができるようになり、通販でも購入できるようになりました!!

御菓子司 本家菊屋 楽天ショップはこちら

アクセス・駐車場

本家菊屋

姉妹店

本家菊屋さんは本店以外でも、奈良にはたくさんお店があります。

奈良三条通店には喫茶コーナーもあります。東京でも、日本橋三越本店とその向かいの奈良まほろば館でも購入できます。

奈良店

奈良市東向北町25
近鉄奈良駅出口1より徒歩1分
TEL 0742-23-4855
営業時間 9:00~17:00

奈良三条通店

奈良市三条町492-1
JR奈良駅前三条通りを入り50m右側
TEL 0742-24-5088
営業時間 9:00~19:00

近鉄百貨店奈良店B1

奈良市西大寺東町2丁目4-1
TEL 0742-30-2683
営業時間 10:00~20:00

西大寺駅構内ショッピングモール内

奈良市西大寺国見町1丁目1-1
TEL 0742-33-5023
営業時間 7:30~21:30

近鉄百貨店橿原店B1

橿原市北八木町3丁目1-65-11
TEL 0744-23-2918
営業時間 10:00~19:30

学園前パラディ1内

奈良市学園北1丁目10-1
TEL 0742-44-2053
営業時間 10:00~20:00

近鉄百貨店生駒店2階

生駒市谷田町1600 近鉄百貨店生駒店
0743-72-2975
営業時間 10:00~20:00

エコール・マミ内

北葛城郡広陵町馬見中4丁目1-1
TEL 0745-54-5012
営業時間 9:00~20:00

奈良の本家菊屋と大阪の菊屋との関係は?

実は大阪にも菊屋さんはあります。『御菓子司 菊屋 大阪高麗橋』さん

なんでも、太平洋戦争が終わり、百合根を植えようと中庭の柿の木の根元を掘ったら小判26枚、一分金、一分銀、銅銭などが出てきたそうで、そのお金で、太閣ゆかりの地、大阪の高麗橋の土地を購入し、支店第1号店を出店。後に、大阪高麗橋 菊屋として本家菊屋二十五代より独立別家し、現在は、三代目の店主が暖簾を守っています。

こちらも、屋号の「菊」にちなんだ品が多くあります。

こちらにも「御城の口餅」はありますが、大阪の菊屋さんは高麗橋の菊屋さんは、個包装しています。

御菓子司 菊屋 大阪高麗橋
大阪市中央区高麗橋2-2-12
06-6231-2001

平日:AM 9:00 〜 PM 19:00
土・祝日:AM 9:00 〜 PM 18:00
定休日:日曜日

本家菊屋 本店のまとめ

本家菊屋さんは奈良で一番古い和菓子屋さんです。

秀吉に名付けてもらった「鶯餅」ですが、お城に一番近いお店という意味もあって、「お城の口餅」と呼ばれるようになったようですが、徳川の時代も生き残る手段だったのかもしれません。

本家菊屋さんは奈良三条店にきれいな喫茶コーナーがありますが、本店は縁側?で食べることもできます。

趣のあるお店の軒先で食べる、和菓子とお茶もいいものです。

大和郡山はお城の桜も見事です。

最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、


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